切削加工.net

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MACHINING 切削加工について

フライス盤の種類

切削加工について

軸構成が異なるフライス盤

汎用フライス

汎用フライス テーブルの上にワークを固定し、XYZ軸を移動させる目盛のついたハンドルを回してテーブルを動かし、主軸についた工具を回転させて加工します。 汎用旋盤と同様に、単品の試作・ジグ等を加工するには便利です。金型製作にも多く用いられ、職人の技も問われます。 XYZ軸にサーボモータを取り付け、NC装置をつけたもの(NCフライスと呼ばれる)もあります。

縦型マシニングセンタ

縦型マシニングセンタ 構造は基本的にフライス盤と同様ですが、XYZ軸はサーボモータで駆動され、NC装置で使うことを前提として作られています。部品加工から金型加工とあらゆるジャンルで幅広く用いられています。近年精度の向上も目覚ましく、専用機で行っていた加工もどんどんマシニングセンタが使われるようになってきています。

縦型マシニングセンタ 碌々産業のCEGA

横型マシニングセンタ

縦型マシニングセンタはワークを下において、上から工具で加工を行いますが、横型は、ワークをイケールと呼ばれるジグに横からボルトで取り付け、横向きの主軸で加工を行います。切粉が大量に排出される大型のワークを加工する際に良く使われます。横型マシニングセンタに、ワークパレットの自動交換装置を取り付けて、24時間の連続加工を行えるようにすることも多いです。

5軸加工機

XYZ軸だけでなく、回転軸を2軸加えることで、自由曲面や、オーバーハングのある形状など、飛行機のフレームやタービンブレードに使われるような複雑な形状を加工することができます。近年、回転軸を高速回転して、旋削加工を行うものもあります。複合加工機と5軸加工機では同じようなものが作れます。

DMG森精機 NTX1000 2nd Generation 5軸加工機