切削加工.net

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SAMPLES 加工事例

極小部品 マイクロコンタクト

2019年9月26日 11:59

肉眼では形状の確認が困難な極小部品

写真は、外形Φ0.3mm、内径Φ0.2mm、幅0.1mmのスリットの入った複合加工品です。

肉眼では形状の確認が困難なほど小さいものです。
また、すべての寸法公差も±0.005mmと、小さいだけでなく高い精度を要求されています。

この製品をスイス型の自動盤を使って切削加工のみで作りだします。

 

極小部品ならではの切削条件

特にこれほど小さい製品は、どんなに高回転させても切削速度が上がらないので、感覚的には刃物をゆっくりと動かして切っていくイメージとなります。

そうなると、加工面がきれいにならなかったり、真円度が出なかったりと、いろいろな問題が起きます。

製品回収にもノウハウが必要

あまりにも小さいため、切削加工した後に切りくずの方が何百倍も大きくなるために、製品を探し出すことが困難です。

一度切削液の中に入ってしまうと探し出せません。これだけ小さい製品ならではの工夫が必要になります。