金属パウダーをレーザーにて溶かして固め積層して目的とする形を作る金属積層は、

切削では実現できないアンダーカット形状や、内部に複雑な空間を持つような形状や、複数の部品を一体化したような形状を実現できる製造方法で、

ダイカストにて量産する前に形状を確認するための試作に適しています。

写真に示すインレットマニホールドのように、複数の曲がったパイプを一体化したような形状は切削加工や放電加工では実現不可能ですが、

金属積層では3Dデータさえあれば手早く作ることが出来るため短納期にて形を実現することが出来ます。

最近では積層品の性能が向上したことと、工業界における認知が進んだことにより、少量製品として実際にユーザーが使う場面も現れてきています。

・対応材質：ADC12、ADC3(AlSi10Mg)、SUS316L、SKD61（酸化対策必要）

・金属造形品を素材とし、M/Cで2次加工を行います。穴、ピッチ精度は機械加工で高精度加工をします。